1400系の3両編成バージョン及び9200系の大阪・名古屋線仕様車として1983年に登場した。当初は9200系も3両編成であったが、こちらは1991年に4両化されたため、現在は角張屋根車両では唯一の3両編成となっている。2編成が製造された。

近鉄通勤形電車標準の4扉ロングシートで制御装置は界磁チョッパ制御が採用されている。9200系とは車体幅と制御装置のメーカー以外は全て同一仕様で側面方向幕も登場時から装備している。

運用

登場時は高安検車区に配置され、大阪線で急行準急等に使用されたが、トイレを装備していないので青山町以西に限られていた。その後、大阪線での3両編成の需要が減少した事から1991年から1992年にかけて富吉検車区に転属し、名古屋線で普通準急を中心使用されるようになった。2012年に所属が明星検車区に変更されたが、運用に変更はない。2編成ともワンマン改造は行われていないが、平日に存在する近鉄四日市発の鈴鹿線直通急行に使用される事もある。この他にも同じく平日に設定されている近鉄四日市発近鉄名古屋行き(3両編成重連の6両編成)にも使用され、その際は非常に稀ではあるが本形式の重連が組まれる事もある。

運用路線

名古屋線 全線
鈴鹿線 全線

過去

大阪線 大阪上本町・青山町
湯の山線 全線

種別

名古屋線 急行 準急 普通
鈴鹿線 急行

過去

大阪線 急行 準急 普通
湯の山線 普通

歴史

1983年 登場
1991年ー1992年 富吉検車区に転属
2002年 車体更新工事を実施。内容は壁紙を5800系と同じラベンダーブルーに変更・雨樋、転落防止幌、車椅子スペースの設置・扉の複層ガラス化等
2011年ー2012年 新型ATS設置・デッドマン装置更新・戸締灯増設等の改造を実施

その他

本形式はアートライナーのラッピングに使用される事があり、2005年9月から2009年2月の間は2編成ともラッピングが施されていた。

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